犬の口が臭いのはケア不足?口臭の原因と対処法を徹底解説します

がわ

しつけアドバイザーのがわです!


「最近、愛犬の口臭が気になってきたんだけど、原因はなんだろう・・・?」

ぼくはたまーに犬の口臭で顔をそむけてしまうことがあるんですが、あなたもそういう経験はありませんか?

そむけたくなるような犬の口臭は、実はとっても重大なトラブルの現れかもしれません。

犬の口臭は、犬が自分の体の異変をあなたに伝えるための重要なサインの一つです。

犬は、自分の体の様子がおかしいとき、言葉を使って不調をあなたに伝えることができません。

もしかしたら、その口臭は、犬があなたになにかを伝えたいのかもしれませんよ。

この記事では、犬からのサインについてもっと知りたいあなたのために、
犬の口臭の原因を種類別に分け、その対処法を徹底的にまとめていきます。

この記事では、犬の気になる口臭の原因と対処法がわかります。

犬の口臭にまつわる知識をできるだけわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください!


目次

犬の口臭はトラブルの特定が最優先です!

本来、トラブルのない犬の口は無臭です。

それでは、なぜ無臭なはずの犬の口からニオイがするのでしょうか?

実は、犬の口臭は、8割くらいが歯周病によると言われています。

残りの2割は内臓系の疾患や口腔(こうくう)内の疾患などが考えられます。

この内臓系の疾患と口腔(こうくう)内の疾患による口臭が、とってもこわいトラブルなのです。

なぜかというと、内臓系の疾患は、放置してしまうと犬の命に危険を及ぼす可能性があるからです。

上記で述べた犬の口臭は、歯磨きなどのデンタルケアだけですべてが解消できるわけではないことを頭に入れておいてください。

ぼくたち人間で例えるなら、おなかが痛いときに頭痛薬を飲まないですよね。

この例えのように、犬の体内に問題がある場合に、歯のケアをしても効果は期待できません。

犬の口臭の原因を特定し、それにあった対処をしてあげることが、愛犬の健康を維持するポイントです。

犬の口臭のニオイ別原因リスト5選と対処法

それでは、犬の口臭をニオイの種類に分類し、対処法を解説していきたいと思います。

すっぱいニオイがする。

犬の口臭がすっぱいニオイの場合、胃の不調が考えられます。

胃酸が多く分泌されているため、胃酸特有のすっぱいニオイが犬の口臭にあらわれます。

すっぱいニオイの口臭の対処法
中毒や感染症などが原因の場合、飼い主のケアだけでは口臭の解消がむずかしいです。病院で診察を受けましょう。

アンモニアのニオイがする。

肝臓や腎臓などの内臓の不調により、排出されるはずの老廃物が体内に残り、ニオイの原因となります。

腎臓病の初期症状として、水を多く飲むようになったり、オシッコの回数が増えたりします。

アンモニアのニオイの対処法
犬の腎臓病は完治がむずかしい病気です。専門家の指示を仰ぐため、すぐに病院で診察を受けましょう。

うんちのようなニオイがする。

腸閉塞によって便が正常に動かなくなるため、うんちのようなニオイの口臭になります。

間違って飲み込んでしまった異物が、消化できずに腸に詰まっている可能性も。

口臭のほか、犬に元気がない、下痢や嘔吐をしている、おなかを痛がる様子を見せるといったさまざまな症状が見られます。

うんちのようなのニオイの対処法
犬の変化に常に目を向け、あなたが少しでも違和感を覚えたら病院に連れていってあげましょう。

腐ったようなニオイ、腐敗臭がする。

腐ったようなニオイがする場合、考えられる原因は2パターンあります。

腫瘍などの口腔(こうくう)内疾患が原因の口臭

口臭以外にも、出血、痛み、食欲低下やフードの食べこぼしなどの症状があらわれます。

口腔(こうくう)内疾患による口臭の対処法
悪性腫瘍などの可能性があるため、飼い主だけで悩まずに、病院で診察を受けましょう。

歯垢(しこう)や歯石などの歯周病が原因の口臭

犬の口臭の8割は歯周病が原因と言われています。

犬の口の中に歯垢(しこう)が溜まり、その歯垢(しこう)が唾液に含まれるミネラル分と結びつくことで歯石になります。

一度歯石化してしまうと、その歯石にさらに歯垢(しこう)がついてしまう悪循環が生まれてしまうんです。

犬の口の中はアルカリ性なので、人間と比べると歯垢(しこう)が歯石になるスピードが速いです。

犬は、約3~5日で歯垢(しこう)の歯石化が起きると言われています。

歯周病による口臭は、ほかの口臭の原因と比べて飼い主でケアできることが多いです。

内容をわかりやすくお伝えするため、口臭の対策や対処法を先に箇条書きでまとめ、詳しくお話ししていきます。


歯周病による口臭の対策

  • 医療機関によるスケーリング(歯石除去)
  • 歯磨きなどのデンタルケア

まだ歯垢(しこう)がついているレベルであれば、日々の歯磨きが効果的です。

食後に犬の歯磨きを習慣化し、歯垢(しこう)を取り除いてあげましょう。

歯垢(しこう)の歯石化が進んでいる場合、歯磨きやデンタルガムでは歯石を取り除くことはむずかしいです。

歯周ポケットや歯茎周辺など、犬の歯の細かいところまでキレイに処置をしようとすると、全身麻酔によるスケーリング(歯石除去)が必要になります。

⇒⇒⇒犬の歯石取りの費用や方法などを詳しく知りたい方はこちら。

では、なぜ全身麻酔をするかというと、治療中に犬が動いてしまうと治療用の器具でケガをしてしまう可能性があるからなんですね。

<スケーリング(歯石除去)イメージ画像>

歯茎周辺での治療をイメージしていただければわかりやすいと思います。

そんな歯周病にまつわるお話ですが、アニコム損害保険㈱の統計で、2歳の犬の約80%が歯周病予備軍とされる統計データが発表されています。

さらに、歯周病で通院している犬の約30%が、全身麻酔によるスケーリング(歯石除去)や抜歯手術を受けているそうです。

<引用:アニコム損害保険㈱ 6月4日から10日は歯の衛生週間 ~犬の歯周病に関する調査を実施~>

犬の全身麻酔についてお話ししていきますが、犬の全身麻酔は死亡リスクが約0.17%ととても高いです。

また、持病を持っている犬は全身麻酔による死亡リスクがさらに上がります。

人間の麻酔による死亡リスク(約0.01%~約0.05%)と比べると、犬の全身麻酔のリスクはとても大きいと感じませんか?

歯石になってしまう前に歯垢(しこう)を取り除くケアをすることで、全身麻酔のリスクを取ることなく犬の健康を維持できます。

人間も犬も、歯周病は万病のもとです。

この記事を見た今日から、食後に犬の歯磨きをするよう強くオススメします。

ドッグフード由来のニオイ

酸化したドッグフードや、ウェットフードの残りカスが原因となり、いつもと違う口臭になります。

いくつか対処法がありますので、まとめていきますね。

ドッグフード由来の口臭の対処法

  • 小分けパックを使ってドッグフードをなるべく空気に触れさせないようにする
  • 保存している容器に乾燥剤や脱酸素剤を入れておく
  • 食べきりサイズのパウチ加工されたドッグフードへの切り替えを検討してみる
  • ウェットフートからドライフードへの切り替えを検討してみる

ペットフードは空気に触れることで酸化しますので、なるべく空気に触れないように対策してみましょう。

大袋でドライフードを購入している場合、小分けパックに分けて密閉保存したり、乾燥剤や脱酸素剤を入れておくのもいいと思います。

小分け用パックも乾燥剤も100均で手に入るので、簡単に対策できちゃいますね!

また、パウチ加工された食べきりサイズのフードに切り替えるのも酸化によるフードの劣化に効果的ですよ。

ウェットフードは、ドライフードよりも犬の口の中に食べカスが残りやすいので、可能であればフードの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

切り替えがむずかしければ、デンタルケアを念入りにしてあげるようにしましょう。

犬の口臭の原因と対処法の要点まとめ

  • 内臓系の疾患は早期発見・早期治療が重要。口臭以外に犬の様子がおかしいと感じたら病院へ。
  • スケーリング(歯石除去)は全身麻酔のリスクがある。
  • 歯垢(しこう)レベルの口内環境の悪化やフードが原因の口臭は、毎日のケアが効果的。歯磨きを習慣化すること。

犬の口臭の重要な対策は、症状に合った処置をすること

ニオイ別原因リストで書いたように、犬の口臭はさまざまな原因が考えられます。

犬の口臭は、体の不調や異変をあなたに伝えようとしているサインなのです。

口臭のほかに犬の様子に違和感を覚える場合は、病院に連れていき、歯垢やフードについては歯磨きなどでケアすることをオススメします。

歯磨きがむずかしいのであれば、デンタルガムやヒモなどを使って、噛むだけで歯垢がある程度取れるような工夫を取り入れてみてもいいでしょう。

デンタルガムやヒモをあげる場合は、犬にあげっぱなしにするのではなく、左右の歯をまんべんなく使うような遊びをしてあげてください。

犬からの重要なサインを見落とさず、症状に合った対処して、これからも健康に暮らしていきたいですね!

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