(※2019年8月17日に公開した記事ですが、情報の追記、その他の修正を加え2021年9月12日に再度公開しました!)

しつけアドバイザーのがわです!
あなたも、スーパーやテレビCMで「いなばちゃおちゅーる♪」というフレーズを聞いたことがありませんか?
そんなちゅーるが今、SNS上で炎上してしまっているのです・・・。
「ちゅーるを愛犬にあげているんだけど、炎上してるって聞いて不安・・・」
「ちゅーるが犬の体に悪いって本当!?」
「犬用ちゅーるは危険なのか知りたい!」
このような不安や心配からぼくの記事にたどり着いたあなたに向けて、今回のちゅーるの炎上について細かくまとめていきます!
この記事でわかること
- 犬用ちゅーるの危険性
- 犬に安全にちゅーるをあげるときのポイント
- ちゅーる炎上の経緯
まずは、ちゅーるの炎上騒動を時系列でまとめる前に、犬用のちゅーるが危険なものなのかを解説していきたいと思います。
【結論】犬用のちゅーるは危険で体に悪い?


結論から先にお答えしますと、犬用ちゅーるは危険ではないですし、体に悪いとも言えないです。
まずはお伝えしたいことをまとめます。
犬用ちゅーるの3つのポイント
- 炎上したのは『猫用』ちゅーる
- 犬用ちゅーるの原材料は危険ではないが、無添加というわけでもない
- 犬にちゅーるをあげるときは、袋から直接あげたらダメ
今回炎上したちゅーるは『猫用』ちゅーるです。
未開封の『猫用』ちゅーるから、カビが出てきたというのが今回の騒動のざっくりした全体の内容です。
現時点では犬用ちゅーるに異物混入があるといった騒動はありませんが、製造メーカーは同じなので油断はできません!
メーカーの製造工場で異物混入しているのだとすれば、犬用のちゅーるにも同じようにカビが入っている可能性は考えられますよね。
成分
犬用ちゅーるには、現時点では犬の体に悪い成分は含まれていません。
ですが、犬用ちゅーるは完全無添加ではない点に注意してください。
『いなば ちゅーる とりささみバラエティ 20本入り』を例に、成分を解説していきます!
犬用ちゅーるの主な原材料
- 鶏肉(ささみ)
- ビーフエキス
- 鶏脂
- 酵母エキス
- 増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)
- ビタミンE
- キトサン
- 緑茶エキス
- 紅麴色素
『紅麹色素』は着色料の一種ですね。
『紅麹色素』を犬に与えた場合の危険性は現時点ではよくわかっていませんが、肝臓や筋肉に悪影響が出る可能性があるそうです。
無添加にこだわる方は、犬用ちゅーるはあげないほうが良いでしょう。
無添加で原材料にこだわっている犬用のおやつを知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください!
犬用おやつ『わんかーむ』はしつけとストレスケアに良いって本当?
安全に与える方法
ちゅーるのCMのように、パウチ包装のままあげてしまうのはダメです!
ちゅーるを犬にあげるときは『必ず別容器に移すこと』をオススメします。
- 異物混入を事前にあなたが確認できる
- 袋の切り口で犬がケガしてしまう可能性がある
本来楽しくコミュニケーションを取るためのおやつで嫌な思いをしたくないですよね。
余計なトラブルを避けるために、おやつをあげるときは別容器に移すことを徹底してみてくださいね!
めんどくさいかもしれないですけど、愛犬の健康を守ることができるのは、飼い主のあなたしかいません。
ここまでのまとめ
- 炎上したのは『猫用』ちゅーる
- 犬用ちゅーるの原材料は危険ではないが、無添加というわけでもない
- 犬にちゅーるをあげるときは別容器に移すこと
ちゅーるの炎上の情報まとめ


さて、ここからは今回のちゅーる炎上についての情報をまとめていきます。
発端はちゅーるユーザーのツイート
まずはこちらをご覧ください。
【緊急】【Ciaoチュール】
— 🐾kotetsu🐾 (@nyansdayo) August 9, 2019
【拡散希望】
No.1
Ciaoチュールから、カビが出てきました。主様お皿に移し確認してからあげてください
命が軽視されています#猫#おやつ#Ciaoチュール#カビ#直やり危険#拡散希望 pic.twitter.com/3hPXKfjUif
ツイートの情報をまとめると、猫用ちゅーるからカビが出てきたとのこと・・・。
4.4万回リツイートされており、ちゅーるユーザーの関心の高さが伺えますね。
ぼくは犬だけでなく猫も飼っているのですが、猫のおやつって犬と比べてそこまで選択肢がないんですよ。
- 個包装なので与えやすい
- 手頃な価格
- 国内メーカーなので安心
このような理由から、ぼくも猫にちゅーるをあげていました。
ぼくがあげていた限りではカビなどの異物混入は一度もなかったので、正直今回の騒動はユーザーとしてビックリしています。
メーカーはいなばペットフード株式会社
ちゅーるの製造元である『いなば』は、もともと缶詰の加工メーカーです。
あなたもライトツナというツナ缶をスーパーなどで見たことがありませんか?


社名 | いなばペットフード株式会社 |
---|---|
設立 | 1997年(平成9年) |
決算期 | 年1回・3月 |
事業内容 | ペットフードの販売 |
主要商品 | キャットフード、ドッグフード |
役員 | 代表取締役社長 稲葉 敦央 |
工場 | 静岡工場〒421-3104 静岡県静岡市清水区由比北田114-1 |


ライトツナを製造している『いなば』のペットフード部門が分社化され、ちゅーるの製造・販売を行っているようです。
ちゅーる騒動のユーザーの主張とメーカーの対応は?


今回の騒動について、ユーザー側とメーカー側の主張をまとめていきます。
ユーザーの主張
【緊急】【Ciaoチュール】
— 🐾kotetsu🐾 (@nyansdayo) August 9, 2019
【拡散希望】
No.1
Ciaoチュールから、カビが出てきました。主様お皿に移し確認してからあげてください
命が軽視されています#猫#おやつ#Ciaoチュール#カビ#直やり危険#拡散希望 pic.twitter.com/3hPXKfjUif
【緊急】【Ciaoチュール】
— 🐾kotetsu🐾 (@nyansdayo) August 9, 2019
【拡散希望】
No.2
Ciaoチュールから、1.7cm四方のカビが出てきました。主様は、お皿に移し確認してからあげてください
命が軽視されています#猫#おやつ#Ciaoチュール#カビ#直やり危険#拡散希望 pic.twitter.com/jwIjdkvUBk
2019年7月30日
ちゅーるに黒いかたまり、黄色い液体が出る。
翌日メーカーへ問い合わせ。
↓
2019年8月7日
メーカーから連絡。
社外検査機関の調査により、異物が『カビ』であったとのこと。
↓
2019年8月8日
メーカーから連絡。
メーカー側と弁護士が話し合った結果、報告せずに処理することが決定した。
①事案が単発であること
②製造過程に問題がないこと
↓
猫の命を守りたいユーザーが不服に思い「対応してもらえないなら拡散するしかない」とメーカーに伝える。
メーカー側は「拡散によって損害があった場合、訴訟する」とユーザーに伝えたよう。
ユーザー側のツイート内容を簡単にまとめてみました。
正直、ぼくはメーカーの対応にドン引きしています・・・。
メーカーは異物混入をもみ消そうとしているようにしか見えません。
メーカーの対応
今回の騒動を受け、メーカーが3回にわけて公式ホームページにてお知らせしています。
1回目のお知らせ
2019年8月10日に公式ホームページにてお知らせをしました。
このたび2019年7月31日に「CIAOちゅ~るグルメまぐろしらす・ほたて貝柱入り」というひとつのフレーバーに関し、お客様よりご指摘がございました。
日常より、お客様の日頃のご愛顧・ご支援にお答えするべく社員一同品質には万全を期しておりますが現在お申し出に対しましては誠意をもって複数の外部第三者機関に要請して実態を把握調査させていただいている途上でございます。
いなばペットフード㈱ 公式ホームページ
ユーザー側の情報では、8月8日時点で「訴訟する」と一見脅しにも聞こえるようなことを電話で伝えてましたよね。
2回目のお知らせ
2019年8月13日、『CIAOちゅ~るの製造工程についてのお知らせ』を掲載しました。
弊社液状フード「CIAOちゅーる」の製造工程について茲許お知らせします。なにとぞご参考ください。
1. 原料の手当 高品質のまぐろ・かつお・ささみの主原料と副原料を 搬入し冷凍庫にて保管します。
2. 原料の加工 猫の健康に留意して慎重に配合を行い、充填ラインに移送します。
3. 充填 細心の注意をもって最新の充填機により気密充填を行います。
4. 殺菌処理 密閉後は115度~120度の高温高熱下で約40分間の殺菌処理を行います。
殺菌中の圧力は約1.2 気圧を維持しています。5. 製箱入れ 念のため目視検品を経てちゅーるチューブを丁寧に包装容器にいれ、カートンに詰めます。
製造は食品企業のいなば食品が行っておりますので、すべての製品は「食品衛生法」と同等の水準で行っています。
いなばペットフード㈱ 公式ホームページ
なお、気密充填後は高熱殺菌処理をしていますので、製造後にちゅーるチューブの中で菌が自然発生して増殖することはございません。 本品は常温保管が可能ですが、開封後はすみやかにお与えください。食べ残しが出た場合は冷蔵庫に入れ早めにお与えください。
3回目のお知らせ
2019年8月29日に『CIAOちゅ~るの製造工程についてのお知らせ(追加ご説明)』というタイトルで、最後のお知らせが掲載されました。
このお知らせ以降、いなばペットフード㈱が今回の騒動に言及したトピックスはありません。
弊社液状フード「CIAOちゅ~る」の製造工程についてご説明申し上げましたところご質疑がありましたので、再度ご説明申し上げます。ご参考くださいませ。
1.原料の手当て
高品質のきはだまぐろ・本かつお・宗田かつお、とりささみの主原料と各種副原料を搬入して冷蔵庫に保管します。2.原料の加工
猫の健康に留意して慎重に配合を行い、充填ラインに移送します。3.充填
細心の注意をもって最新の充填機により気密充填を行います。4.殺菌処理
密閉後は115度~120度の高温下で約40分の殺菌処理を行います。自動制御による高熱殺菌釜の蒸気圧力は約1.2気圧を維持します。5.製箱入れ
箱入れ前に念のため目視検品を経てちゅ~るチューブを丁寧に包装容器に入れ、カートンに詰めます。6.製造基準
製造は食品企業のいなば食品が行っておりますので、すべての製品は「食品衛生法」と同等の水準で行っています。7.殺菌による安全性の確保
気密充填後は上記のとおり115度~120度の高温化で約40分の高熱殺菌処理をしていますので、製造後にちゅ~るチューブの中で微生物や糸状菌(かび)、細菌(バクテリア:かびよりも小さく外観や構造も異なります)が自然発生して増殖することはございません。8.賞味期限
すべてのちゅ~る製品は製造後、製造日から起算して2年間を賞味期限の表示とさせていただいております。本品は常温保管が可能ですが、開封後はすみやかにお与えください。開封後にしばらく与えない場合や食べ残しが出た時などには冷蔵庫に入れ早めにお与えください。
いなばペットフード㈱ 公式ホームページ
いかがでしょうか?
ぼくはこの一件で、このメーカーの商品を購入しないと決めました。
ちゅーるの騒動についての口コミ


真相が明らかになっていないため、様々な憶測が飛び交っています。
個人的に同意できる口コミや、確かにそうだよなと思った口コミをまとめます。
保管について指摘されている方々が多くいますが、袋に明記されてある通り、春夏秋冬問わず常温保管となっていればその通りに保管すると思います。
— れなちゃま🌟 (@31Puchi) August 10, 2019
暑いから、寒いから云々で商品の状態が変化してしまうことは根本から可笑しなこと。
製造上、製品上何かしらの原因があるから起こってしまった事案。
真偽は明らかではないし、現時点ではイナバ食品メーカーを非難してはいけない。安易に鵜呑みにしてはいけない案件だと思う。念のためこれあげてる人はお皿に出して与えてあげた方がいいね。病院専用の投薬用ciaoちゅーるもあるから在庫品要チェックせねば…。 https://t.co/3sXRBA2DOf
— どうみん (@Mindows10) August 12, 2019
お気持ちはわかるのですが もう少し冷静に対応していただきたいというのが個人的な感想です。まだ原因がはっきりと言えない状態でこうして拡散されてしまい会社としては売上が落ちるのは確実ですし、仮に会社の落ち度出なかった場合誰か責任とれるのかって話でもあると思うので
— bostok (@qwaaark) August 10, 2019
まとめ


ちゅーる炎上の騒動ですが、時間が経った現在に改めて調べてみても真相はわかりませんでした・・・。
メーカーも調査内容について発表するわけでもないですし、ユーザー側も進展等は見られません。
ただ、今回の騒動を経て、犬や猫に与えるものはきちんと確認してからにしようと再確認しました。
ペットは言葉をしゃべれないですし、飼い主を信頼しているので、与えられたものは食べてしまいます。
ペットにとっての最後の砦が、飼い主のあなたなのです!
なにかおやつやフードをあげるときは一度確認するクセをつけると、安心ですね。
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