犬がリードを嫌がるのを放置してはダメ!暴れるなら原因を知ろう

(※2019年7月17日に公開した記事ですが、情報の追記、その他の修正を加え2021年9月28日に再度公開しました!)

がわ

しつけアドバイザーのがわです!

愛犬との楽しい散歩に必要不可欠なリードですが、あなたの愛犬は上手にリードをつけさせてくれますか?

散歩中は危険がいっぱいですので、リードを上手に使って愛犬をコントロールする必要がありますよね。

「犬がリードをつけさせてくれないので、なかなか散歩に行けない」

「犬にリードをつけようとすると暴れる・・・」

「リードが気になるみたいで、散歩中に噛みだして危ない」

ぼくも、愛犬と散歩デビューするときに、似たような経験をしているので気持ちがよくわかります。

出発前は毎回リードをつけるのにすごく時間がかかって、散歩中に急にリードを噛みだして進まなくなる・・・。

だんだんストレスになってきて、散歩がおっくうになったりしちゃうかもしれませんよね。

愛犬との散歩は、本当に楽しいものです。

家の中では見ることができない一面があったり、他の犬と楽しくコミュニケーションを取れたり。

楽しく散歩をできるようになると、犬との愛情がさらに深まった気がしてうれしいですよ!

この記事では、犬のリードでお悩みのあなたに、こんなことを解説していきます

この記事でわかること

  • 犬がリードを嫌がる3つの理由
  • いつからリードをつけたらいいか
  • リードを上手につけられるようになるトレーニング方法

この記事で知識をドンドン吸収して、早くお悩みを解決しちゃいましょう。

目次

犬がリードを嫌がる3つの原因と対策

散歩が大好きなワンちゃんでも、いざ首輪とリードをつけようとすると逃げたり吠えたり暴れたりすることがあります。

犬はどうしてリードを嫌がるのでしょうか?

まずはその原因を知ることからはじめると、早くお悩み解決できると思いますよ!

リードそのものが怖い

散歩デビュー前の犬は、リード=安全なものという認識がまだできていません。

『よくわからないヒモ状のなにか』が自分の近くにせまってくる恐怖が原因で暴れたり逃げたりしている可能性も。

リードが怖い状態で無理やりつけようとすれば、ますますリードに対する恐怖心が大きくなる一方です。

リードそのものを怖がってしまう犬には、

「このヒモみたいなものはこわいものじゃないんだ!」

というような認識を持たせるトレーニングから始めることをオススメします。

対策

リードをつける前に、リードそのものに慣れてもらうトレーニングをする。

実際のトレーニング方法を知りたい方は、画面を下の方までスクロールしてみてください↓↓↓

リードをつけるとき(つけているとき)にイヤなことがあった

犬は、自分に起きたイヤなことはよく覚えています。

  • リードをつけているときに怒られた
  • 無理やりリードをつけられた

このような心当たりはないでしょうか?

「そんなに気にしなくても・・・」

と思うかもしれませんが、リードに慣れていない犬は身体が拘束されているだけでストレスがかかります。

ストレスがかかっている状態で、自分の身にイヤなことが起きればどうなるでしょうか?

イヤなことが起きた経験が強く記憶に残りそうですよね。

リードに対して『イヤなことが起きる』と関連付けて覚えているため、リードを見ただけで逃げたりうなったりします。

犬が持っているリードに対する不信感や嫌悪感を消してあげるようにトレーニングしてあげましょう!

対策

「リードをつける(つけている)と良いことがある」という認識に変えるようなトレーニングをする。

実際のトレーニング方法を知りたい方は、画面を下の方までスクロールしてみてください↓↓↓

首回りの皮膚に炎症がある

「今まで全然嫌がらなかったのに、急に嫌がるようになった!」

このような状態が見られたら、首輪やハーネスが当たる部分に不調があるかもしれません。

首回りの皮膚に炎症があり、痛みや違和感からリードを嫌がっている可能性が考えられます。

必要な場合はかかりつけの先生に診てもらうことをオススメします。

犬にリードを慣れさせるトレーニングのしかた

犬がリードをイヤがる原因がわかりましたので、実際にトレーニングをして問題を解決していきます!

まずは、室内でトレーニング開始です!

トレーニングに必要なもの

  • リード
  • 首輪やハーネス
  • ごほうびとしてのおやつ

『リードをつけていると良いことがある』という意識づけを行っていきますので、おやつは必ず用意することをオススメします。

なぜおやつを用いるかというと、犬が『良いこと』として認識しやすいからです。

おやつを上手に使うことで、しつけの効率がとても上がります。

しつけに適しているおやつを知りたい方は、こちらの記事も一緒に読んでみてください!
⇒犬のしつけに適しているおやつって?注意すべき3つのポイントとオススメ5選

また、犬はニオイや音でも記憶していますので、普段使っているリードや、今後使っていこうとしているリードでトレーニングするようにしましょうね。

まずは、トレーニング全体の流れをざっくりつかみましょう!

STEP
まずはリードそのものに慣れさせる

STEP
リードをつけたり外したりする動作に慣れさせる

STEP
リードをつけている状態に慣れさせる

STEP
リードを手に持って一緒に歩いてみる

トレーニング全体の流れはざっくりつかめましたでしょうか?

あなたが意識してほしいポイントをまじえながら、一つひとつのステップごとに解説していきますね。

STEP.1 まずはリードそのものに慣れさせる

恐怖心を持っている状態で犬にリードをつけて歩こうとしても、犬に不快感を与えるだけでなく、あなたに対する不信感を募らせる原因になります。

STEP1では「リードは怖いものではないんだ!」という意識づけを犬にするイメージでトレーニングしましょう。

まずはリードを取り出し、犬にニオイをかがせたり、犬の近くに置いてみたりしてください。

あなたの愛犬はどんな反応をしましたか?

犬がリードを噛んでしまう場合など、やってほしくない行動をした場合は無言で取り上げましょう。

無言で、というのがポイントです。

怒鳴ったり、叱るような口調を犬に伝えたりしないように注意です!

犬が自分からリードに近づいて匂いをかいだり、リードを犬の体の近くに置いても攻撃的な反応や拒否をしないときは、おやつをあげていっぱいほめてあげましょう。

ここまでの手順をまとめます。

STEP.1のポイント

  • リードそのものから恐怖心や不信感をなくさせるイメージを持つ
  • やってほしくない行動をした場合は無言で取り上げる
  • 上手にできた場合は、おやつをあげてたくさんほめる

あまり急ぎすぎないことも、トレーニングが上手くいくコツです。

そもそも犬は長い時間集中することができないので、5~10分くらいでひと区切りくらいのイメージでトレーニングしていきましょう。

STEP.2 リードをつけたり外したりする動作に慣れさせる

犬がリードそのものに慣れてきたら、実際に犬にリードをつけてみましょう。

STEP2では、リードをつけたり外したりする=褒めてもらえるという関連づけを意識しながらトレーニングしてみてください。

イヤがる犬にはリードをつけることがむずかしいのですが、超簡単にできる方法があります。

リードを超簡単につける方法
  1. おやつを手に握り、犬の顔の前にちらつかせる
  2. 犬の意識がおやつを持っている手に向くので、そのすきにリードをつける
  3. 持っているおやつを犬にあげて褒める
  4. リードを外し、上記の手順を繰り返す

おやつを使わなくてもリードをつけさせてくれるようになったら完ぺきです!

STEP.3 リードをつけている状態に慣れさせる

STEP.3では、リードをつけている状態に慣れてもらうためのトレーニングをしていきます。

方法はとっても簡単で、リードつけている状態で普段通りに遊ぶだけ。

短めのリードを使っている場合は、リードを離して遊ばせても良いと思います。

最初から長時間リードをつけっぱなしにしていると、不快感につながりやすいので、犬がイヤがりそうな素振りを見せたら外しましょう。

1分→3分→5分→10分と、だんだんリードをつけていられる時間を長くするイメージで大丈夫です。

焦らず、楽しみながらトレーニングしていきましょう!

STEP.4 リードを手に持って一緒に歩いてみる

ゴールまでもう少しです!

実際にリードをつけた状態で、家の中を犬と一緒に歩いてみましょう。

この時、おやつを手に持って犬の意識がこちらに向くようにしてみてくださいね。

あなたに意識を向けながら歩くことを犬に学習させます。

リードを引っ張らず、あなたの横にピッタリくっついて歩くリーダーウォークというテクニックの基礎になります。

室内でできるようになったら、今度は外で同じように歩いてみてください。

家の中と同じように歩くことができましたか?

室内と変わりなくできたら、あなたとワンちゃんはとても優秀です。

もしできなくても、心配なんてする必要は全然ありません。

ぼくと愛犬は、外で上手に歩けるようになるまでめちゃくちゃ時間がかかりました。

もし、家の中ではできるのに外では上手にできないような状況になったときは、焦らず時間をかけてゆっくりとトレーニングすることを意識してみてください。

しつけは極論言えば、反復練習です。

上手にできないということは、必ずなにか原因があります。

  • 外だと犬の注意があっちこっちに向く
  • 室内でのトレーニングが完ぺきではない

なにが上手にできない原因なのか愛犬をしっかり見てあげてください。

いずれできるようになったときに失敗したことが良い思い出になりますので、今は犬と一緒に楽しみながらトレーニングしていきましょう!

犬がリードを嫌がる場合は慣れが足りない

楽しいドッグライフを送るためには、散歩の悩みを少なくしていくことが必須です。

リードをつけている状態に慣れていれば、散歩のときの危険から犬を守れます。

飼い主のあなたが諦めず、楽しみながらトレーニングをしていけば、必ずしつけはうまくいきます!

犬とあなたがリードを使って正しく散歩ができれば、行動範囲が広くなるだけでなく、
信頼関係がさらに厚くなって素晴らしいドッグライフが送れると思います^^

散歩は色々な人に会う機会があるため、お互いを守る意味でもしっかりとトレーニングをしていきたいですね。

リードや散歩のお悩みがなかなか治らない人は、しつけの本質を学んでみると近道かも。
⇒犬の散歩のお悩みに超オススメ!しつけ教材『Inuversity(イヌバーシティ)』を徹底解説します!

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